下から目線

目に見えるモノ、見えないモノを、下から見上げナナメに解釈。

湖畔 at0:00_8:00

こんにちは!nok298です。

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遊園地の記事がなかなか仕上がらない…。

なのでそれまでのつなぎとして、今回は純粋に写真の記事を書きたいと思います。

 

 

写真だけ見たい方はこちらもどうぞ!

このブログに載せてる写真を、ストック不法投棄しているアカウントです。

 

 

 

 

 

 

23:40

1月の中旬、富士山を撮りに河口湖まで行ってきました。

0泊2日で。

 

深夜の気温がマイナス6℃になるということで、ジャンバーにコートを重ねる謎コーディネートで出発しました。

これ、東京を出るまでは結構暑い…。

 

 

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電車を乗り継いでは乗り継ぎ、富士急行線の終着「河口湖駅」に到着。

 

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23:45。

 

役割を終えた列車が、奥の線路へと消えてゆく

降りる人もまばらになった駅で、今年はじめての雪を見た。

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駅を出発して、河口湖へ。

駅から河口湖までは徒歩10分ほどだが、車道にあった雪が全て歩道へとハケられていたので歩きづらい。 

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0:18

途中で転んで「腰がぁ…」と虚しい叫びを呟きながらも、なんとか湖畔に到着。

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時刻は0:18。徒歩10分とはなんだったのか。

 

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河口湖の入り口に立つと、河口湖にかかる大きな橋「河口湖大橋」に灯る明かりと、歩道を照らす街灯の明かりが見える。

寒い冬の夜だから星空が見えそうなものだが、あいにくこの日の夜空は曇り。

天気予報では「時たま晴れるかもよ?」なんて言っていた。

 

 

 

せっかくなので、貸しボート屋の桟橋まで行って湖に近づいた。

積もっていた雪にずっぽりと足を取られながらも、近づいた湖の水に触った。

 

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予想以上に冷たかった(泣)。 

2:10

北の方へ歩いていくと、途中に見晴らし台なるものが。

登ってみると広大な湖を見渡すことができた。

昼間に来ればさぞキレイな河口湖が見えるのだろうが、夜に見ても大して面白みがあるわけじゃない。

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…もう下りよう、そう思い始めた頃に。

 

にわかに、すっと、雲が退いていった。

そこには星の海があった。

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見晴らし台に街灯はない。ただ月明かりが照っているのみ。

 

暗い、だから気づけたのかもしれない。

道の明かりに隠されて、今まで見えなかった星が。

 

 

 

地上の光に埋もれてしまいそうな、淡い星々の光。

 

カメラに写すだけではもったいないな。

自分の眼にも焼き付けておかないと。

 

3:21

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時刻は3:00をまわった。

さて、せっかく河口湖まで来たのだから今日は富士山を見ないと気がすまない。

そのためには場所を移動して、見えやすい場所まで歩かなくては。

その場所までは、最低でも30分かかってしまう。

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 せっかくだから、向かう途中でも写真を撮っていた。

自動販売機で買ったコーンポタージュは、カイロ代わりにしていたらすぐに冷めた。

夜の寒さが一層染みた。

 

目的のポイントに付いたのは、出発してから1時間たった後だった。

 

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湖の向こうに見えたその山は、例え難い大きなオーラを纏いつつとても静かだった。

 

誰1人いない夜中のトレッキングルートで、心は時間を置き去りにした。

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4:41 

この場所で夜明けを待って、朝日に照らされる富士をベストポジションからみてもいい。

でも、もう少しだけ、もっと奥まで進んでみたい。

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寒い夜だとトイレが近くなる。

河口湖周辺には深夜でも利用できる公衆トイレはいくつか点在しているものの、徒歩で向かうとなかなか時間がかかる。

凍え切った足にこれは効いた。

 

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美術館前のトイレは冬季閉鎖とのこと。さらに先にあるトイレを目指さなくてはいけなくなった。こんちくしょ。

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美術館前のロータリーに積もった雪は、車のタイヤ跡と相まってミステリーサークルのような景色を作り出していた。

 

誰かが故意に作ったわけでも、自然が作り出したわけでもない。

そんな「芸術」を楽しめる機会はそうそうない。

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さらに先の方に、ようやく公衆トイレを見つけた。

今度は閉鎖されてない。よかった…。

 

トイレから湖畔の方向へ歩くと、河口湖大橋越しの富士が見えた。

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眩しい橋と対照的に、空は深い藍色をたたえている。

 

5:30

 

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東の空が明るい。

 

この時刻になると、湖畔のジョギングを楽しむ人がいた。

 

もうすぐ、夜明けがやってくる。

 

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 夜を照らし続けた月は夜の終わりと共に、その役割を太陽に託す。

ほんの数時間の間だけど、お世話になりました。

 

なんとなく、月が寂しげに見えたけど気のせいだわ。

 

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富士が見やすいポイントまで戻ってきた。

辺りは明るいが、朝日があがるのはこれからだ。

夜は人の気配もしなかったのに、この時間になるとカメラをもった人が続々と集まってきた。

 

 

7:50


朝日が視界を赤く照らしだす。

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赤い光が、富士に陰影をつけてゆく。

それは古くより人々を魅了してきた、赤富士が姿を現わす合図。

 

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撮影を始めて8時間も経つのかという感覚と、もう朝になったのかという感覚が共存していて、なんだかこそばゆい。

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さて、朝日がさらに高くあがると湖面は青空を映し出す。

透き通った白と青が、互いに溶け合っているような。

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 これで撮影が終わったと思うと、疲れがのしかかるように後追いしてくる。

 

眠い、うん、眠い。

 

では、帰りますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 <小ネタらん>

 

「もし幽霊になったら一つ、忘れてはいけないことがある」

「なに?」

「誰かに忘れられてはいけないんだ」

「どういう意味?」

「人が本当に死ぬのは、ナイフで切られた時でも、心臓が止まった時でもない。人に忘れられた時だからさ」

 「…それワンピースのパクリじゃね?」