読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

下から目線

目に見えるモノ、見えないモノを、下から見上げナナメに解釈。

此度は「としまえん」へ! (1)

 
 

f:id:nok298:20160204220508j:plain

こんにちは!nok298です。
月に2回のペースで更新すると前回宣言したのに、結局私情の関係で遅れて更新することになりました。ホントは1月31日に更新する予定だったんですが…。
 
今回こそですよ、
 
 
としまえん」にフォーカスしたいと思います!

 

今回はとしまえん前編として、昼間のアトラクションを紹介していきます。
今の時期はちょうどイルミネーション“Toshimaen Winter Fantasia”をやっているのですが、それは次の回に書かせていただきたいと思います!長くなっちゃうので。
 (スケートリンクもスキー教室もやってるのですが僕はスケート出来ないので書きません。プールも夏限定なので書きません。ゴメンナサイ!)
 
 
前回のブログでとしまえんをドタキャンしてから半月ちょっと、といっても予告したのはブログ初回なので1ヶ月以上遅れましたね。
待っててくれた人はいないと思いますが、これを見てとしまえん行ったような気分になっていただければ幸いです。
 
※写真の中に許可を取っていない方の顔が特定できるほどはっきり写っている場合は、顔をぼかす加工を施しています。不快に感じる方もいらっしゃると思いますが、ご了承ください。
 

    f:id:nok298:20160119172427g:plain

 

としまえんの歴史

簡単にとしまえんの紹介をしておきます。

としまえんの始まりは大正15年。当時の財界人の藤田好三郎が、東京市民に運動と園芸を奨励するため自らが所有していた土地を一般に公開したものが今のとしまえんになっています。開園当初は遊園地だけでなく、動物園と運動公園を組み合わせた施設としてスタートしたそうです。
としまえんという名前は、かつてその土地を治めていた豊島左近太夫景村(理系なので読み方わからない…)が所有していた城の跡地にあたることから決まったそうです。
なのでとしまえん練馬区なのに「としまえん」です。さらにとしまえんの周りにも「としまえん」とつくお店や建物が数多くあります。豊島区じゃないのに。
 
その後プールが出来たり動物園を拡大したりしていくわけですが、本格的に遊園地にシフトチェンジしたのは第2次世界大戦で一時休園した後からのようです。
なんでも空襲で動物園にいた多くの動物が犠牲になったり、色々理由はあったみたいですね。
そこから日本初の流れるプールが完成して、お化け屋敷が出来て、それから…
 
って、紹介しきれないよぉ!
こんなの書いていったら余裕で1万字超えますやん!歴史がありすぎです。もっと歴史を見たい方は僕が参考にしたこちらのリンクへどうぞ!(丸投げ)
 
 
 

としまえん

さてさて、そろそろ出発しましょう。
としまえんの最寄駅は西武鉄道都営地下鉄大江戸線の「豊島園駅」です。同じ名前の駅が2つあるわけなのですが、二つの駅の間に建物(ユナイテッドシネマとしまえん)があるので、乗り換えの時にもう一方の駅を見つけるのに迷ってしまうかもしれません。
今回は西武鉄道池袋駅から豊島園駅に向かいます!
 

f:id:nok298:20160204182222j:plain

東京都心の駅にはなかなか珍しい、ドームのついた駅舎ですね。
 

f:id:nok298:20160204182327j:plain

f:id:nok298:20160204182436j:plain

 
あっ、またいた。リア充が…。
 

f:id:nok298:20160204182716j:plain

f:id:nok298:20160204182808j:plainしかも豊島園行きの電車に乗りやがったぞ!まさかの妨害行為か!
  
でも次の電車を待つわけにもいかず、1つ後ろの車両に乗車。電車に揺られながら音楽聴いて気を紛らわしてました…。
 
 
つきました!豊島園駅です!
 

f:id:nok298:20160204183006j:plain

f:id:nok298:20160204183108j:plain
駅前はこんな感じです。(iPhoneのパノラマ写真登場、ちょっと見づらいかも知れません)

f:id:nok298:20160204183204j:plain

ファミマにマクドナルド、スタバ、右奥にはユナイテッドシネマがあり、なかなか面白い街並みです。
この写真の左の奥が、としまえん入り口です。
 

f:id:nok298:20160204221037j:plain

f:id:nok298:20160204221216j:plain

 正面ゲートとチケットブースは、レトロでいて華やかなデザインです。きれいですね。

 全体を広角レンズで撮ると下のような写真になります!冬なので木の葉はないですが、それでもゲートが綺麗です!(ゴリ押し。

f:id:nok298:20160204183311j:plain

 
…といってもゲートを見に来て帰るわけでもないので、早速中に入っていきましょう!
 
 

    f:id:nok298:20160204152747j:plain

       引用:http://www.toshimaen.co.jp/pdf/guidemap.pdf

としまえんには様々なアトラクションがあります。古いものが多いですが、その中には歴史的価値を持つものがあるというのがとしまえんのスゴイところ!
ここからは独断と偏見とほんの少しの第六感(つまり独断)で選んだ代表的なものを紹介していきます!
 
1.「カルーセル エルドラド」

f:id:nok298:20160204183511j:plain

f:id:nok298:20160204183635j:plain

 
多くの遊園地で見かけるメリーゴーランド(別名リア充製造機)。でもとしまえんの奴は見た目がかなり古い。というかデザインが古い!なぜなら…
 
現存する日本最古のメリーゴーランドだからです!!
 

f:id:nok298:20160204183750j:plain

ルーセルエルドラドがドイツの職人ヒューゴー・ハッセによって作られたのは、なんと百年以上前の1907年! この時代に作られたものが現存してしかも稼働していることは世界的にも珍しいらしく、このカルーセルエルドラドは日本最古かつ世界最古クラスのメリーゴーランドとしてとしまえん名物アトラクションの一つとなっています。
 

f:id:nok298:20160204183903j:plain

ルーセルエルドラドは2010年に機械遺産に認定されており、入り口には誇らしげにその説明が書かれていました。
 
作られた当時全盛だったアールヌーボー様式を取り入れた彫刻が特徴的で、美術の教科書に載っていてもおかしくないほどの美しさは見ているだけでもうっとりするほどです。
 

f:id:nok298:20160204184115j:plain

f:id:nok298:20160204184205j:plain
女神っぽい装飾も多いですけど、ほぼ全員ブラジャーなんてつけてません。これはエロい!エロいエロい!!
 
 
うん?…後ろから見られているような…
 

f:id:nok298:20160204184425j:plain

ああ、あなたですか。
 何?

f:id:nok298:20160204184528j:plain

「彼女もいないお前にとってここはうってつけだな。せいぜい滅多に拝めない立派なおっπ様に欲情してるがいい、童貞め」
何ですって…!
 
※その後、魂が抜けたようにカルーセルエルドラドに乗り続けた増田が目撃されたという…。
 
2.「お化け屋敷」「ミステリーゾーン」「ミラーハウス」
一度に3つ紹介します。
f:id:nok298:20160204184633j:plainミラーハウスは、鏡張りになった迷路をひたすらゴールを目指して進むアトラクション。迷ってしまっても係員の人が来てくれるらしいのでご心配なく。力を合わせてゴールを目指すグループが多いですが、一人でも楽しめますよ(念のため)。寂しくなんかないんですよ。
 
 

f:id:nok298:20160204184854j:plain

ミステリーゾーンは、その名前に似合わないような純和風テイストのお化け屋敷アトラクション。ライドに乗って進むので、途中で怖くなっても「早く終わってくれ…!」と祈っていればいつの間にか終わっています。というか全体的に目を凝らさないと見えないほど中は暗く、暗闇に何があるかわからない恐怖を味わえる点ではかなり怖いかもしれません。
 
 

f:id:nok298:20160204185040j:plain

お化け屋敷ミステリーゾーンと似ていますが、自分の足で進んでいかなくてはならない、というとわかりやすいですかね?でも仕掛けは全部機械仕掛けなので怖くない人には怖くないと思います。
 
 
なぜ、この3つを一緒に紹介したのか?その理由はちゃんとあります。
 
実はこの3つ、全部マジもんが出るらしいのですわ…。
なんでも、「ミラーハウスの鏡の中に女の子がいた」だの「ミステリーゾーンで妙な話し声が聞こえる」だの「お化け屋敷の出口付近で誰かに足を掴まれた」だの、今ネットで調べるだけでも噂はごまんとあります。
そういえば、僕がミステリーゾーンに乗った時すごい寒気を感じたのですが、あれはなんだったのでしょう…?
 

f:id:nok298:20160204192027j:plain

 これはミラーハウス内部の写真。もしかしたら、ここに異次元へとつながる扉が、あるのかもしれません…。
3.「サイクロン」

f:id:nok298:20160204185209j:plain

f:id:nok298:20160204185256j:plain

f:id:nok298:20160204185407j:plain

オカルト物からうってかわって、こちらはとしまえんの園内を駆け抜けるジェットコースターです。数あるとしまえんのアトラクションの中でも人気のアトラクションで、いつ行っても人が並んでいることが多いです。
 特異な丸太デザインであるだけに見えますが、もっと面白いのはそのシートではないでしょうか!まず席がソファなんです、ふっかふかの!

f:id:nok298:20160204185454j:plain

 それでもって膝があたる部分にまでクッションがついていて、通常のジェットコースターでは考えられないセレブ仕様になっています!
そのおかげで乗り心地がすごく快適!コース中のアップダウンはなかなか激しいですが、何度も乗るとやみつきになってしまいそうになります(僕はやみつきになりました)。最後の方には真っ暗なトンネルもあり、暗闇の中にコースターの轟音と悲鳴を反響させながら走行するところは興奮することまちがいなしです!
ちなみに、このジェットコースターが登場したのは今から50年以上前の1965年ですから、このサイクロンも先ほどのカルーセルエルドラドと同様に歴史あるアトラクションです。当時はトンネルがあるジェットコースターも珍しかったのかもしれませんね!
 
4.「フライングカーペット」

f:id:nok298:20160204185707j:plain

このアトラクションは、他の遊園地でも見ることができると思います。それなりに全国に普及してるアトラクションです。気をつけないといけないのは、こいつがとんでもない拷問マシンということです!
 
小学校低学年までのお子さんをお持ちの大人の皆様、「わぁ、あのくるくるするやつ、あれ乗りたい!」とお子さんがせがんだとしても、決して乗せてはいけません。見た目は楽しそうでも、かなりGがかかる乗り物です。しかも乗ってる人から見て前後に動くために
 
前に回転すると前に押され、安全バーに体を押し付けられる
→ 前に「ぐぇー」
後ろに回転すると後ろに引っ張られ、体が背もたれに押し付けられる
→ 後ろに「グェー」
 
どっちに回ろうとも体を押し付けられてしまうのです!いやん!
特にお腹を圧迫されるので食後に乗ると…。
 
子供から見て楽しそうなものは、だいたいトンデモアトラクション。
 
これは…遊園地の法則にしていいんじゃないでしょうか。
 
 
 
5.「フライングパイレーツ」
ぱっと見、かっこいい名前。でもいわゆる「バイキング」ですね、あの揺れるやつ。まぁ大したことはない…
 

f:id:nok298:20160204190133j:plain

f:id:nok298:20160204190246j:plain

て、デカくね? 120人乗りですって?!しかもそれが2つあって、夏休みなどの繁盛期には同時に運転される…!!人がほんとに粒に見えてくる…。
大したことないって言葉に言い返すために、サイズを「大したもの」にする人始めて見ましたよ(人じゃない。
 

f:id:nok298:20160204190341j:plain

青空に映えますね…。
ナガシマスパーランドという遊園地にも大型のバイキング(160人乗り)があるようですが、としまえんのものはそれより多少小さいもののようです…て、これだとナガシマスパーランドの宣伝になりかねないですね!
 もちろん、そうはいっても普通のものと比べれば大きいことには変わりありませんし、大きい分到達する高さもハンパじゃありません。ましてや建物の上に建てられたフライングパイレーツ、そこから見える景色と言ったら…
 

f:id:nok298:20160204190624j:plain

なかなかのものですね!乗る向きによって練馬区の町並みか豊島区の景色(主に池袋)が見られました!絶叫系なだけでなく、意外に景色も楽しめるアトラクションです!
 
 
6.「ブラワーエンジン」

f:id:nok298:20160204190839j:plain

f:id:nok298:20160204211049j:plain

青い蒸気機関車型のジェットコースターです。なぜかはわかりませんが建物の屋上(2階)にあり、コースが短い分3周も走ってくれます。見た感じはお子様向けのコースターでしょうか?
 

f:id:nok298:20160204190931j:plain

おっ、よく見ると既にホームドア完備じゃないですか!他の鉄道会社の方もホーム転落事故撲滅のため頑張って設置して欲しいものですが、あれって一つのホームにつけるだけで何百万円もするらしいですね。てことは、ブラワーエンジンのホームドアもまさか…(多分違います。
 
 
て、ちょっとお!安全バーがガバガバなんですけど!腰どころかおへそより上から下がらないんだけども!
体飛ばされたりしないの?大丈夫なのコレェ!?※大丈夫でした。
 
 

f:id:nok298:20160204191124j:plain

ジェットコースターなのに電動で、チェーンによる巻き上げもなければ加速も「ウ〜」という音がついてきます。でも一旦スピードがでればかなりスリリング!小さいカーブではGも大きくなり、ホームを通過するところもスレスレ感があって楽しいです!
ひとことで表すと「暴走列車」なんですけど、そういうと風評被害になりそうだなぁ…。
 
 
 
 
 
 その他もろもろ
くわしい説明は省きますが、他にも楽しそうなアトラクションはたくさんあります!
 

f:id:nok298:20160204191537j:plain

 

f:id:nok298:20160204191728j:plain

f:id:nok298:20160204191824j:plain

f:id:nok298:20160204192140j:plain

f:id:nok298:20160204192245j:plain

f:id:nok298:20160204192402j:plain

f:id:nok298:20160204192501j:plain

f:id:nok298:20160204220048j:plain

アトラクションではないですが、園内にはインドカレーを食べられるお店もあります。そのクオリティは遊園地の中なのにかなり本格的です。なんでナンを専用の機械を用意してまで焼いてるんだ…!!
 

f:id:nok298:20160204192557j:plain

 

f:id:nok298:20160204192651j:plain

 

一応まとめ

としまえんエポックメイキングなスタイルをブレずに貫き通しているようにも見えます。昔はまだ少なかった運動施設や動物園として開園した歴史を持ち、日本初の流れるプール、巨大なバイキングに心霊話の絶えないお化け屋敷(←違う!)、日本最古のメリーゴーランドなど普通ではない驚くべきものを次々に取り入れているように感じます。
 
そのスタイルが今でも生きている証拠と言えるのがこちら。

f:id:nok298:20160204192737j:plain

f:id:nok298:20160204192826j:plain

生まれて初めて見ました。「City charge」という、ソーラー発電で携帯電話を充電するシステムです。としまえんホームページによると、東京では3カ所目。遊園地ではやはり「日本初」になるのでしょう。
ある種のパイオニアとして次の一歩を踏み出し続けるとしまえん。行く度に新しい世界が見える。そんなとしまえんをこれからも応援したいですね!
 
 今回もながながとお付き合いありがとうございます。もうすぐでフィニッシュですので、よろしければ最後までどうぞ!
 さて、今回も申し訳程度に写真を加工していきます。
 今回、犠牲者編集対象となる写真はこちら!

f:id:nok298:20160204192915j:plain

一応としまえんの園内でとった写真です。黄昏時に撮ったのですが、かなり暗くなってしまっています。どうしようもないように感じますが、RAWデータで撮った写真は違います!これを明るく加工できるんです!

f:id:nok298:20160204193201j:plain

 こんな感じに!でも少し明るすぎたかも知れないです…。ちょっと暗くします。

f:id:nok298:20160204193323j:plain

 RAWデータだと、特に黒つぶれした部分をほぼ完璧に戻すことができるというのが魅力ですね!(もちろんその人の腕にもよりますが。)
 
ただこのまま色を調整して終わり!って言うのは面白く無いので…
 

f:id:nok298:20160204193636j:plain

太陽に登場してもらいましょう。Pixelmatorというアプリケーションだと「サンビーム」というエフェクトで太陽さんを呼び出すことができます。あー、太陽さん、自己主張激しいですね!ちょっと支障が出そうなんで、画面の端にはけてもらってもいいですか?

f:id:nok298:20160204211902j:plain

 左上に移ってもらいました!なんか目立ってた太陽さんが文句を言いそうなくらい隠れてしまいましたが、気にせず続けるとします。なんてたってリア充は写ってないのだから!!

 

f:id:nok298:20160204212336j:plain

色を調節して、全体をほんわかとぼかしたら…

おお!なんかいい雰囲気になりました!ブログ3回目にしてようやく成功したみたいです!

タイトルはどうしよう…夕日のあたっているところと影のコントラストに注目して「陰影」とかは…暗い雰囲気がしますね。でも他は…。

タイトルがきまんない!色は綺麗なのにココに来て止まってしまうのはないでしょーー!(((泣)))

 

…もういいや、「夕暮れのとしまえん」で。

総括として

まずカルーセルエルドラドの紹介で一部著しく卑猥であったことに対し、カルーセルエルドラドのイメージを失墜させかねない内容であったことを謹んでお詫び申し上げます。でもそう思ったんだもん。ほんとに悲しかっただもん…。
 
今回はiPhoneではなくMacもつかって作成したブログだったので、勝手がわからず機能を生かしきれていなかったと思います。でも、ずっとiPhoneでいるよりはより表現の幅が広がると思いますし、これからはより多くの機能の充実を図っていきたいと思います!
 
次回は続きのイルミネーションを書きたいと思います。待っててくれたらうれしいな。(←ブログにするのが遅れたくせにさらに待たせる下衆)
この冬のイルミネーションはあと1ヶ月しないうちに終わってしまうということで、見たい方はお早めに!
ではまた!
 
 
 
 
 
 <小ネタらん>
先日ガイアの夜明けだったかを見ていて、中国人の中には南沙諸島海域の見回りをすることで国から報酬を受け取って生活している農民がいるという。彼らは農民だが生活は貧しく、生活するため「仕方なく」この仕事についているようだ。南沙諸島は中国と日本が領土として主張しあっており、時には互いに攻撃態勢に入ることもある。とても危険な場所で彼らは「仕方なく」仕事をしているのだ。
 
「仕方なく人が傷つく」このことに対して私は激しい憤りを覚えた。
もちろん彼らは日本と中国の国家的な争いに巻き込まれるかもしれないことに傷ついてはいないかもしれないし、その生活自体に心を病むことはないようであったから、この表現では語弊があると考えられる。しかしそれでも、仕方なく人か傷つくというのは許せない。彼らはもしかしたら日本の船と争い、日本の船を沈めてしまうかもしれない。あるいは自分が死んでしまうかもしれない。彼らがそのことに関して後悔する時があれば、そこで犠牲者に手向けられる言葉は一意に決まってしまう。「仕方なかったんだ…」
人が傷ついたことに対して仕方ないと言うことは許せると私は感じている、こう言うと矛盾しているように感じるかもしれないが、私は元通りにする手段がなくなった際に諦めの言葉として「仕方ない」という言葉を使うのは絶望を乗り越える手段の一つと考えている。その言葉を使わずに自責の念に苦しめられ続けた人を何度も見たことがある。つまり仕方ないという言葉は逃避の感情であり、苦しみから人を救い上げる言葉であるのだ。
 
この言葉をどうして先んじて用いる必要があろうか。その行動をする当事者が、自分の意向ではなく、自分の周りの環境に合わせて決定をしてしまう。中国の件では、農民の状況を巧みに利用した政府側が甘い汁をすすっている。その政府がやったことは端から見れば「貧乏人の雇用確保」以外なにものにも見えないのだ。正義を振りかざしたように、人を支配できるのだ。
誤解が無いように言っておくが、この文章で私は中国人を批判したいわけではない。むしろ我々日本人こそ、この言葉の悪用がむごたらしいほど多いと感じる。「人がいないから仕方なく、辛い仕事を一人に押し付ける。」「仕方なく、君を解雇する」これらは日本ではまっとうな言葉であるように感じる。しかし紛れも無く、世の中には「仕方なく傷つく人」がいるのだ。
この問題の解決点が私には見えない。どんなに模索をしても、そこに見えるのは人々の
ただの心ばかりだ。
今、私はこのように批判してはいるものの、将来はどうなるかわからない。何食わぬ顔で仕方なく部下を傷つける「やり手の上司」に成り下がってしまうかも分からない。私にはそうならないようにもがくのが精一杯できる努力となってしまっている。気を抜くと流されてしまうような不安と戦っている。
 
 
 
 

参考文献